人気馬の大敗の大波乱レース

第2回ヴィクトリアマイルで大波乱の立役者となったコイウタ。この馬の勝利は、馬主や騎手など多くの関係者に思いがけない幸運をもたらしました。

コイウタの馬主は歌手として有名な前川清氏。同馬の名前も前川氏の事務所に所属していたグループのヒット曲「恋唄」から名付けられました。コイウタは桜花賞を3着し、将来を期待されましたが、その後大敗続きでヴィクトリアマイルは12番人気での勝利でした。この勝利は前川氏にとって初のGⅠ制覇であり、芸能人馬主として高峰三枝子氏に続く2人目の快挙となりました。

またコイウタの背に乗っていたのは、関東を代表する若手騎手の一人である松岡正海騎手であり、松岡騎手にとっては初めてのGⅠ勝利となりました。松岡騎手は後にマイネルキッツをコイウタと同じ12番人気で天皇賞馬へと導いたり、15番人気のサンツェッペリンを皐月賞で2着に持ってくるなど、GⅠの舞台では高額配当の演出家と言えるかもしれません。

そして一番世俗的な幸運を掴んだのは、フサイチの冠で有名な関口房朗氏でした。なんとこのレースで三連単200万円の配当を1万円的中させ、払戻額は2億円にもなったのです。ただ同氏はその後所有馬の差し押さえにあってしまい、恋唄の歌詞にある「ほんの短い夢」だったのかもしれません。
今週行なわれる天皇賞(春)予想しています。

この第2回ヴィクトリアマイルは、人気馬の大敗で大波乱となりファンは口を開けたままとなりましたが、一方でコイウタの勝利によって多くのドラマが生まれたレースでした。

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